フラットトップピストンについては別タイトルをつけるべきかもしれませんが、せっかくの話題なので簡単に説明しますね。
フラットピストン用ドームといっても2種類あります。 落とし込みタイプのドームと落とし込みのないフラットなドーム。
また、フラットピストンを組み込む際の手段は2つ。 落とし込みタイプのドームを使用するか、落とし込みではないフラットなドームを使用してシリンダーベースを切削加工するか。
純正シリンダーはラウンドピストンを使用する前提で作られてますのでフラットピストンに交換すると、ピストンピンからピストントップへの距離が短くなり、圧縮がなくなります。また、それ以前にポートタイミングが変わってしまうため、シリンダーベース部を削り落とさなければまともなエンジンにはなりません。
つまり、落とし込みドームを使用する場合はドミネータースリーブなどの社外スリーブでフラットピストンポートタイミングのシリンダーである。と言う事になります。
落とし込みドームであっても当然シリンダー上面のスリーブ部に接触する部分がありますので、そこにOリングが存在します。そして、ラウンドピストン用ドームでいうスキッシュにあたる部分が下に落とし込む形状となってます。ラウンド用ドームの凹みが逆に膨らんでいるとイメージするとわかりやすいかも知れませんね。
社外シリンダーや社外スリーブにはそれ専用のピストンが存在したり、専用ピストンでなくても、ピストンを加工したりシリンダーを切削加工することで使用できたり・・・と解説しだすと複雑です。
ネットオークションで中古パ−ツだけ買ってエンジンを作ると、ただ動くだけのエンジンでパワーがまったく出ない。というのはこのあたりの知識がないためだと思います。
文章を簡素化してますので、乱文ですがご理解下さい。
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