ヤマハ発、国内外で人員削減を2620人に拡大 http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-138640&cc=03&nt=00
ヤマハ発動機<7272.T>は12日、1000人の追加人員削減策などを骨子とした2012年12月期までの3カ年の中期経営計画を発表した。 国内12工場を7工場、海外9工場を7工場に集約することで、人員削減幅を従来計画の1700人から2620人に拡大する。
日米欧を中心とした二輪車やレジャー用機器の需要急減を受け、同社は昨年国内10工場を7つに集約するリストラ計画を公表したばかりだが、急減な環境悪化を受け大幅な固定費削減を図る。 会見した次期社長の柳弘之上席執行役員は「従来の規模依存型経営からの脱却を図り、1ドル85円、1ユーロ120円でも採算が取れる収益構造改革を目指す」と強調した。
主力の二輪車事業は現在年50万台の生産能力を保有するが、拠点統合で損益分岐点を年25万台から20万台へ引き下げる。 欧米に依存した収益構造を是正するためフロリダのボート会社閉鎖など欧米での合理化を進める一方、成長市場であるインドや中国で低価格モデルを投入。 環境意識の高まりで需要増が見込まれる電動二輪車を台湾や欧州市場に投入する。国内でも需要が拡大傾向にある電動アシスト自転車では国内市場シェア30%を確保し、欧州での投入も検討する。
|