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私がジェットにかかわるようになってから 早くも10年近くがたちます。 当時はKawasakiのシングルが大全盛の時代で レースからレジャーに至るまで ほとんどがKawasaki一色の中 一部のレジャー派がヤマハから出たばかりのタンデムと呼ばれる二人乗りのマリンジェットに乗り始めたばかりの頃でした。 仲間をたくさん集め毎週のように海や川、湖へ繰り出していました。 今でもよくある光景です。 そんな、ある日曜日に朝ゲレンデでジェットを降ろし いつものようにエンジンをかけようとしたが 一向にかからない。 少しは車の改造とかで自分なりに自信があったつもりだったが お話にならない。 結局、仲間にさんざん文句を言われ 悔しい一日を過ごした。 翌日、ジェットを購入したボート屋さんへ持ち込み見てもらうと 「キャブレターの交換だね」と、あっさり言われてしまった。 当然、「何とか修理は出来ない物ですか?」と、訪ねると「出来ないことは無いが キャブの修理は時間がかかるから 交換しても同じくらいの金額になる」と言うことだった。 ボート屋のおやじさんにはジェットの初おろしにゲレンデまで同行してもらい 遊び方や操作方法などを教えてもらっていたので それなりに信頼していたので交換しようか悩んだ。 しかし金銭的に余裕のない私は少しでも安くすむ方法は 自分でやるしかないと考え キャブの修理をチャレンジする事にした。 キャブレターを外すだけで4時間、キャブレターの中を開けるとダイヤフラムのしたから、大量の砂が出てきた。 原因はこいつだった。 それからが大作業になった。 キャブレターはことごとくバラバラにして すべて掃除、ガソリンホース、フィルター、ガソリンタンク 考えられるところは すべてやったおかげで元に戻すのに 1ヶ月もかかり そして修理費用は交換した60円のガスケット4枚だけだ。 これがチューニングへの長い道のりのきっかけになった。 このホームページをご覧になった方が チューニングとは言わないがメンテナンスをちゃんとやってみようと思うきっかけになっていただければ幸いです。 |