昨日、S君がきました。 チームテントの片づけやトレーラーの入れ替えなどで メンバーやOBが集まり ついでにストッククラスのレース談議に花が咲き 楽しい夜でした。
そこで一番話題になったのが ウルトラ150やGP1200-Rのトップスピード早さでした。 写真を見ながら あまりの違いに 予想はしていたものの 一同ガクゼンとしてしまいました。
しかし、どう考えても違いが有りすぎると言う結論から キャブセッティングに問題は無かったか もう一度検討し直した。
まず、レース一週間前のセッティングでは エンジンのかかり難さはあったものの トップまできれいにふけ上がり 平水での回転数が
6.940rpm まで回っていた。
プラグの焼けはちょうどいいきつね色、ついでにヘッドをはぐってピストンの上面を確認すると 排気方向に向かってきれいな模様も出ていたため ほぼ、ベストなセッティングと言いたかったが とにかくエンジンのかかりが悪い!。
そこで エンジンがかからないとまずいと言う判断から スクリューでは対応仕切れないのでパイロットジェットを一番 上げてレースへ望むことになった。
土曜日、レース会場近くでのテスト走行で判断をミスっていた。
天候の影響でかなりカブッていたことから スクリューのみで絞り込み カブリを取ろうとしたために その時点ではそこそこトップまで回っていたが エンジンのかかり難さを忘れていたために レース当日の練習走行で 例の「キュルキュル・・・・あ〜あレスキュー!」事件になってしまった。
当然、ライダーのS君としては もうプカプカ浮かびたくはないので スクリューを少し開けてしまった。
トップが少しのびていないかな〜と思いつつ プラグを確認すると ま〜ま〜なきつね色。 で、そのまま予選、決勝と挑んだ。
ここまで整理して書けば 分かる方なら気がついてもらえたと思いますが 天候の変化で一週間前にだめだと判断したセッティングが レースの当日では パイロットジェットの小さい方が ベストセッティングになっていた。
しかし、土曜日のテスト走行では 「パイロットジェットが小さいとエンジンがかからない」と言う先入観が S君に働いてしまい スクリューのみで調整をしてしまった。
S君の感覚では 先週よりも少しトップが無いかな〜ぐらいの 軽い気持ちだったようですが たぶん回転数では 6.800rpm
程度しか回っていなかったのでは無いでしょうか。
次のレースに向けては もう少し安定してセッティングが出せるように 細かいところの調整が必要になってきました。 たぶんS君は労力を惜しまない努力家なので 次もいい結果を出してくれると期待しています。
みなさんも 楽しみにしていてください。
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