寒ーい 冬の夜の話 Part2

昼間は20℃以上にもなり 
今年一番の暖かさだった。
まずい!
この暖かさだと この話が終わってしまう。
しめしめ 夕方になったら 北風が吹いて来たぜ!
消灯の9時過ぎには もう十分寒くなってきた。
これなら Pert2 に進める。

この2−3日、入り口のわきのカーテンには
モニターの明かりが無かった。
むろん
コッツン、コッツン、コツコツンと
ゆっくりたたく音も無かった
「どうした! もう、くじけたか!」

夜もふけ シーンと静まり返った病棟
薄暗い廊下 ・・・316・・・315・・・・そして階段
ガラ ガラ キー キー
やけに響きわたる
すでに一週間も 離れることがない
点滴スタンド
いままでに つき合った女でも
こんなに 長くいっしょに居たことがない
・・・2F・・・1F・・・「救急入り口」の真っ赤な光
さらに シーンとしている

そこは 行きなれた喫煙所!
ゆったりとたばこに火を付る


今日は電話をしない


夕方 パソコンを見てもらったら
壊れていない ボタンの押し間違えだ
ピューと伸ばした 自分の人差し指がバカだった

中島の2回目の入院 7日目の夜でした

  

  

99/2/18