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タイトル | : Re: 砂詰りの対処方について |
記事No | : 6947 [関連記事] |
投稿日 | : 2010/06/21(Mon) 21:14:49 |
投稿者 | : CAD [ID-8gQ9RCet] |
始めましてHTさん
文面を見させて頂いたところ、ご愛着の有る艇の様で、もしお手伝いになればと思い書き込みさせていただきます。
まず前置きですが、僕はSTX−1100のエンジンを実際に触った事がありません。750エンジンをばらしたことがある程度ですので経験と机上での想像になりますので、的を得ていない部分もあるかと思いますが、その点はお許しください。
まず、クランクケースカバーのオイルポンプのところですがパーツリストのイラストを見た感じだと、おそらくオイルポンプの冷却ですね。クランクケースから伝わってきた熱でオイルポンプが熱くなるとオイルポンプの磨耗が早かったりオイルの粘度が変わって吐き出し量に影響があったり、熱で気泡が発生したら、もうオイルポンプがオイルを吐き出せなったり、オイルポンプのホース類の劣化などなどの対策であるんだと思います。わざわざ2気筒エンジンに無いものを新しく専用に設計しているぐらいなので必要なものだと思います。
水の流れですが上での通り現物を見たことがありませんのでパーツリストのイラストから、ジェットポンプから来た新しい冷えた水が、まずエキマニに入りますが、2気筒エンジンですとエキマニに入るだけのストレートなフィッティングですがSTX−1100はちょっと変わったフィッティングで船体後ろから来た水を上向のエキマニに入れると同時にちょっと細めのパイプで船体の前向きにも水を出してます。このちょっと細めのパイプが前記のオイルポンプ冷却の片方に繋がってるんじゃないかと思います。それで、もう一方のオイルポンプ冷却後の水がどこかに繋がって捨てられてると思います。
ですので簡易的ではありますがクランクケースカバー繋がっているホースを2本とも外してフィッティングぐちから針金とかでつついて掃除してみてください。その後フィッティングの片方から水道水を流して片方から勢いよく水が出るようならOK。だめそうでしたらそのカバーを外して直接掃除です。先にオイルポンプを外して(キャップボルト二本?絶対にオイルホースは外さない)、カバーの5本のボルト外すだけです。中にはOリング大小の二本がありますので再使用せず新品を購入してください。排水側のホースもちゃんと排水できない場合は針金でゴリゴリしてください。あと、変わった形のフィッティングですが前側から直接針金でゴリゴリできなければフィッティングの後ろ側のホース(ジェットポンプからの冷たい冷却水ホース)を外して後ろ側からゴリゴリしちゃってください。
以上オイルポンプの冷却部ですが、残念ながら海水未使用でも水路にゴミとかアルミ析出とか、97年という年式からですとかなり詰まっていると思います(もともと流れ方を調節するためや温度の適温化の為にエキマニ、ヘッドとも、外してみるとガスケットで不自然なほど穴が小さく制限されてます)。欲を言えばいちどエンジンを降ろして、腰上だけでもばらして片っ端から冷却水路の掃除をしたいところですが、あまり現実的では無いですかね?
エンジン搭載状態のままでチャンバー、ヘッドパイプ、エキマニ、ヘッドまでは何とか外せると思いますので外して水路の掃除をしてみてはいかがでしょうか?ジェットポンプのフィッティングの石詰まりのチェックもお忘れなく。
費用もあまりかけたくないかと思いますのでガスケット類は、全部新品が理想ですが、どうしてもの場合は紙系は新品、金属系は液体ガスケットでごまかし。
最後に1100CCというハイパワーエンジンですのでそれなりに冷却もしっかりしてやらなきゃいけないと思います(もちろんメーカーの設定してるマージンはあると思いますが)。最新のジェットには引けをとってしまうかもしれませんが三人乗りでバックつきですのでまだまだ現役でいけると思います。僕的にはうらやましいです。
せっかくの休みにジェットが調子悪くなってもつまりませんし、せっかくの休みがもったいないです。
可能なら梅雨のうちに直してやったらどうでしょう。もっと愛着沸いちゃいますよ!
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